2025年4月、ニュースで「自称俳優・広末涼子容疑者が逮捕」と報じられ、多くの視聴者が驚きました。
「え、自称?」「あの広末さんが偽物ってこと?」
などと、ネット上では困惑の声が広がっています。
そこで、今回は、広末涼子さんのニュースをもとにして、「報道で使われる”自称”とは何か」をわかりやすく解説していきます。
広末涼子さんのニュースでなぜ”自称”と使われているのか?気になっている方!
過去のニュースでも「自称」と使われたケースがあるのか?気になっている方!
広末涼子さんに“自称”が使われた理由
警察が発表する逮捕者情報には、「氏名・住所・職業」が含まれます。
ただし、これらが裏付けられない場合には「自称」と付けるのが原則です。
今回のケースのポイント
広末涼子さんは事故のあと、身分証なしで搬送され、警察が本人の職業や名前を裏付けできず、申告情報のまま発表したようです。
それにより「自称俳優」「自称広末涼子」という形で報道されました。

実は“自称”って、本人がそう名乗ってるというだけで、確定じゃないって意味なんだよ。
「自称」とは?報道での意味を解説
それでは、「自称」とはどういう意味なのでしょうか。
一般的には「自分で自分のことをそう呼ぶこと」ですが、報道で「自称」と使われるのは、本人がそう名乗っているが、確認は取れていないという意味です。
<報道で「自称」と使われるケース>
・自営業や無職、フリーランスなどの裏付けが難しい場合
・現行犯逮捕など、確認の時間がない場合も「自称」を使う
・特に速報性が重視される場面では、誤報を避けるために付ける

本人申告 → 確認中 → 報道は“自称” と使われるのですね
過去にもあった「自称」報道の例
広末涼子さんのケースは特異に思えますが、実は、「自称〇〇」という表現は過去の事件でもたびたび使われています。
①芸能人の例
2009年、元女優・酒井法子さんの元夫は「自称プロサーファー」と報道。
⇒ 実際には公認サーファーではなく、本人の申告だけだった。
②YouTuberの例
2023年、逮捕された20代男性は「自称ユーチューバー」と報道。
⇒ 登録者や活動歴の確認が取れなかったため、職業ではなく“自称”に。

要するに、逮捕時点で確かな確認ができない情報は一旦「自称」と断りを入れるのが報道の慣例なのです。

“自称”って、けっこう慎重な言葉だったんだね!
「自称」に感じる違和感の正体とは?
広末涼子さんほどの有名人に「自称」と付けるのは違和感があると感じられた方も多かったのではないでしょうか。
しかし、報道は「事実と未確認を明確に分ける」ことが求められるため、この表現は、悪意や皮肉を込めた言葉ではなく、事実関係を慎重に確認するための中立的な表現なのです。
・誤報や名誉毀損を避けるため、慎重な表現が使われる
・情報が確認でき次第、「自称」は外される

違和感のあった表現も、報道用語の仕組みを理解すればスッキリと腑に落ちるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、広末涼子さんのニュースをもとにして、「報道で使われる”自称”とは何か」をわかりやすく解説していきました。
・「自称俳優・広末涼子」は本人の情報が確認中だったため使われた表現でした。
・自称=本人申告+確認中の状態
・有名人にも適用される中立的な表現
・誤解せずに「まだ確認段階なんだな」と受け止めよう!
最後までお読みいただきありがとうございました!