あんぱんの豪と朝田家三姉妹の年齢関係を考察！

NHK朝ドラ『あんぱん』に登場する豪ちゃんこと原豪と、朝田家の三姉妹（のぶ・蘭子・メイコ）。

ドラマでは彼らの年齢ははっきりとは示されていません。
でも、ちょっとしたセリフや描写をつなぎあわせていくと、彼らの年齢や関係性が少しずつ見えてきます。

そこで、今回は、奉公の年や教育制度などの時代背景を手がかりに、豪ちゃんと三姉妹の年齢をわかりやすく読み解いてみたいと思います。

あんぱんの豪ちゃんの年齢は？ヒントは奉公の時期と物語の冒頭

まずは、豪ちゃんが何歳くらいなのか？を推理していきましょう。

15歳で朝田家に奉公に来たのは確定

劇中のセリフから、豪ちゃんが15歳で朝田家に奉公に来たことは明言されています。

この年が昭和2年（1927年）頃と考えられるため、逆算すると生年は1912年頃（大正元年）と推定されます。

実は、それ以前からいたかもしれない？

物語の始まりでは、のぶが8歳の設定です。そして、その時点ですでに豪ちゃんは朝田家で暮らしています。

ということは、少なくとも昭和2年より前に奉公に来ていた可能性もあるということになります。

これらのことを踏まえると、昭和10年（1935年）時点での豪ちゃんの年齢は“23歳以上”であると考えるのが妥当です。

 

あんぱんの豪ちゃんと朝田家三姉妹の年齢を時代背景とあわせてチェック

ここでは、のぶ・蘭子・メイコの年齢を整理しながら、進学や就職の背景を表にしてまとめます。

年齢早見表：西暦・和暦・人物年齢・主な出来事

西暦	和暦	のぶ（1918）	蘭子（1920）	メイコ（1922）	豪（推定1912以前）	主な出来事
1925	大正14年	6〜7歳	4〜5歳	2〜3歳	推定12歳以上	のぶ：尋常小入学
1926	大正15年	7〜8歳	5〜6歳	3〜4歳	推定13歳以上	蘭子：尋常小入学
1927	昭和2年	8〜9歳	6〜7歳	4〜5歳	推定15歳以上	のぶが8歳時点で豪がいた描写あり
1928	昭和3年	9〜10歳	7〜8歳	5〜6歳	推定16歳以上	―
1929	昭和4年	10〜11歳	8〜9歳	6〜7歳	推定17歳以上	―
1930	昭和5年	11〜12歳	9〜10歳	7〜8歳	推定18歳以上	のぶ：尋常小卒業・高女入学
1931	昭和6年	12〜13歳	10〜11歳	8〜9歳	推定19歳以上	―
1932	昭和7年	13〜14歳	11〜12歳	9〜10歳	推定20歳以上	蘭子：尋常小卒業・就職？
1933	昭和8年	14〜15歳	12〜13歳	10〜11歳	推定21歳以上	―
1934	昭和9年	15〜16歳	13〜14歳	11〜12歳	推定22歳以上	―
1935	昭和10年	16〜17歳	14〜15歳	12〜13歳	推定23歳以上	のぶ：高女5年
1936	昭和11年	17〜18歳	15〜16歳	13〜14歳	推定24歳以上	のぶ：女子師範学校入学
1937	昭和12年	18〜19歳	16〜17歳	14〜15歳	推定25歳以上	―
1938	昭和13年	19〜20歳	17〜18歳	15〜16歳	推定26歳以上	蘭子：18歳、豪：出征の頃？

あんぱんの豪ちゃんと朝田姉妹の年齢差がつくる、それぞれの関係性

次は、豪ちゃんと三姉妹の関係を、年齢差から見ていきましょう。

のぶと豪は6歳以上差。ちょっと頼れるお兄さん？

のぶと豪ちゃんは少なくとも6歳以上離れています。

恋愛というより、信頼できる「お兄さん」的な存在としての距離感が自然です。

蘭子と豪は8歳以上差。時代が許した恋のかたち

蘭子が15歳のとき、豪ちゃんは少なくとも23歳以上。（8歳差以上）

現代なら“年の差”に感じるかもしれませんが、昭和初期ではごく一般的な縁談年齢。

出征前のプロポーズは、時代背景を反映した切ない描写でした。

メイコと豪は10歳以上差。妹というより、子どもに近い

メイコと豪の年齢差は10歳以上。
もう“守るべき家族”という感じで、恋愛対象ではない距離感がしっくりきますね。

まとめ

今回は、奉公の年や教育制度などの時代背景を手がかりに、豪ちゃんと三姉妹の年齢をわかりやすく読み解いてみました。

のぶ・蘭子・メイコとはそれぞれ6歳・8歳・10歳以上の年齢差があり、それぞれの距離感や感情も、自然にその差を反映した描写になっています。

こうした年齢の背景を知ると、ドラマの一つひとつの場面が、もっと深く、心に響くようになります。

最後までお読みいただきありがとうございました！